2013年8月28日水曜日

Miao Embroidery Class(みゃおししゅうきょうしつ)

Class1の「定線繍」

10年前教室ではじめて習った「定線繍」が出てきました。

Class1の4種類の中で、この刺繍の写真を載せることができなかったので、遅ればせながらやはり載せることにしました。



糸1本を絵の輪郭に沿って置きながら別の色糸で適宜な間隔で留めていきます。
この土台の糸は2色の撚糸も使いますが、この糸を縒り合わせる方法がなんともおもしろいのです。
目打ちを使って上品に縒る日本刺繍とは違って、2色の糸を1本の針に通し、その端を針先で縫うようにして針の目近くに2本とも留めたら、自分がはいているズボンのすそに待針のようにとめて固定します。そしたら1色づつ一定方向に縒りをかけ、2色とも同じくらいの縒りがかかったら両方合わせて反対方向によってできあがりです。

1メートル近い長い糸を縒るので平均してきれいな縒りを作るのは難しいのですが、縒りの美しさを見るのも楽しみです。

この龍は顔の部分から始めました。


2013年5月21日火曜日

習作 その2 破線繍(ポーセンシュウ)

貴州省、施洞(シードン)の苗族の刺繍、破線繍です。

教室で初めてこの刺繍に出会った時、まずその輝きに魅せられました。
そして、何とも言えない不思議な生き物たちと様々な人々を描いた図柄も魅力的でした。

さて、自分でさすとなると、「サイカチの実」からの糊づくりから始めなくてはなりません。
5,6つぶの実を煮て(もしくは熱湯に浸す)ゼリー状にして使います。

図案を描き(私は本からの写しを使います)、切り紙をして、土台布に糊付けし、この切り紙の上からさしていきます。

刺繍糸は絹で、4~6等分に割いて細くしたものを使います。(苗の人はもっと細くするそうです)
その細い糸にサイカチの糊をつけ、乾かして張りが出たところでやっと使えるわけです。

手間がかかりますが、破線繍の光沢に、この行程は欠かせません。

出来上がりの刺繍の部分にはすべて土台の切り絵が入っています。
それで細い糸でさしてもボリュームが出て図柄がふっくらとするわけです。
エコですね。






 

11×12センチ

2013年4月29日月曜日

習作 その1 十字繍(シーズシュウ)

貴州省、貴陽花渓の苗族の刺繍、挑花(ティアオホア)の図柄をさしてみました。
十字型の刺繍、つまりクロスステッチを基本に様々な模様が作られています。
一見普通のクロスステッチにみえるのですが、いわゆるクロスステッチとは技法に大きな違いがあります。
それは裏からさすということ。
これには参りました。
表からさすことに慣れてしまっている私には、少し挑戦してみましたが、とてもとても・・・
苗の人は小さいころから針目の習得の為に練習するそうです。




残念ながら写真の作品は表からさしたものです。
絹糸3色使っています。

雰囲気だけでも表現できれば。

2013年4月16日火曜日

「苗繍の会」2・3月

今年の課題にしたトン族の太陽文様に少しずつとりかかりました。
まず、皆で同じ図柄でさすことにして、下絵を決めます。

① 薄手の布(四方10センチほど)に下絵を描く(左の白い布)。右の黒い布は土台になる。

② 中心からそれぞれの渦巻きをオープンチェーン・ステッチでさす。

③ 渦巻きの外側の大きな円はボタンホール・ステッチでさす。

④ 渦巻きの間の空きの部分はサテンステッチまたはボタンホール・ステッチで埋める。

⑤ 一番外側の円を一段さしたところで3~5ミリほど残して布を円に切る。

⑥ 台になる布(ここでは黒)に糊で貼り、ボタンホール・ステッチでところどころ太陽の光線になる長いステッチを出しながら、一周して留める。

 巾着に仕立ててみました。

 会では神話にある「9の太陽」をさしてみようということになりました。

2013年3月24日日曜日

中国少数民族の染・織・刺繍展

「古布のある暮らし」中国少数民族の染・織・刺繍展が田園都市線青葉台にある中国家具を扱う店「エスニカ」で始まりました。

昨日、初日に早速訪ねてみました。

店内の中国家具のあちらこちらに古刺繍や織物、藍染がセンス良く飾られていて心地よい空間になっています。

その店内を宝物探しをするように、手に取りながら刺繍仲間と何度も行ったり来たり。

一周すると、また新しい発見があったりして、小一時間があっという間に過ぎてしまいました。

織のように細かい貴州省「黄平(ホワンピン)」の苗族の刺繍のち密さにはただただ驚かされるばかり。

年月を隔てて絹の光沢は輝きを増しているようにみえます。

現在もう織れる人はいないのではないかという「苗錦」のおぶい帯。

やはり貴州省の「石坪(シーピン)」地区の頭にかぶるスカーフの、白地に濃い色の糸でさした刺繍は、地が白のためもうほとんど手にはいらないとか。

そんな中、飴色したかごの底のほうから可愛い動物をさした「破線繍」をみつけました。

お聞きすると新しいもののようです。
まだ、苗の人々の中には刺繍を続けている人もいることを知って、ちょっとうれしい気分になりました。

展示会 3月23日(土)~31日(日)(26日は休み)

会場 「エスニカ」045-983-1132 横浜市青葉区桜台25-5桜台ビレッジ1階
    post@ethnica.jp




2013年2月25日月曜日

虫子繍(チョンズシュウ)の技法

刺繍というより「結び」といったほうがあっているかもしれません。


①糸は長めに用意します。
 糸の太さで2本どりまたは4本どりにします。

 布の裏から針を出したら、できあがりの長さ分手前に針を入れて、最初の針を出した同じ場所に針をだします。このとき針は抜かずに頭の部分はとどめておきます。


②2本または4本の糸を両方に等分に分けて、両側から編んでいきます。

 親指と人差し指を使って、針に両側から糸を掛けながら交互に編みます。






③長さ分編んだら、ゆっくり針をぬいて編んだ部分を手前に倒しながら針を裏に出して留めます。


2013年2月23日土曜日

苗繍教室 補習その2

虫子繍 チョンズシュウ両針繍 リャンゼンシュウ

虫子繍は蝶々の胴体部分と中心の4匹の虫に使われています。

長めの針に4本の糸を通し、針の頭をぎりぎりまで表に出して、その針に2本ずつに分けた糸を両側から編んでいきます。
長さが決まったところで針を引いて、編んだ部分を倒し針を裏に出して留めます。
ですから、この部分は土台の布から浮いた状態になっています。

蝶々の胴体部分は62回ほど編んでいます。

蝶々の羽、中心の花の輪郭は両針繍。
輪が重なっていない、比較的やさしい技法です。

絵柄の中心から。
長めの糸(絹2本どり)を裏から出したら少しねじっておきます。
別の針に同色の糸を用意して、先のねじった糸で輪を作りながら、この針でバックステッチで留めていきます。

輪の大きさをそろえるのが大事、と楊先生。