2013年4月29日月曜日

習作 その1 十字繍(シーズシュウ)

貴州省、貴陽花渓の苗族の刺繍、挑花(ティアオホア)の図柄をさしてみました。
十字型の刺繍、つまりクロスステッチを基本に様々な模様が作られています。
一見普通のクロスステッチにみえるのですが、いわゆるクロスステッチとは技法に大きな違いがあります。
それは裏からさすということ。
これには参りました。
表からさすことに慣れてしまっている私には、少し挑戦してみましたが、とてもとても・・・
苗の人は小さいころから針目の習得の為に練習するそうです。




残念ながら写真の作品は表からさしたものです。
絹糸3色使っています。

雰囲気だけでも表現できれば。

2013年4月16日火曜日

「苗繍の会」2・3月

今年の課題にしたトン族の太陽文様に少しずつとりかかりました。
まず、皆で同じ図柄でさすことにして、下絵を決めます。

① 薄手の布(四方10センチほど)に下絵を描く(左の白い布)。右の黒い布は土台になる。

② 中心からそれぞれの渦巻きをオープンチェーン・ステッチでさす。

③ 渦巻きの外側の大きな円はボタンホール・ステッチでさす。

④ 渦巻きの間の空きの部分はサテンステッチまたはボタンホール・ステッチで埋める。

⑤ 一番外側の円を一段さしたところで3~5ミリほど残して布を円に切る。

⑥ 台になる布(ここでは黒)に糊で貼り、ボタンホール・ステッチでところどころ太陽の光線になる長いステッチを出しながら、一周して留める。

 巾着に仕立ててみました。

 会では神話にある「9の太陽」をさしてみようということになりました。